基本的な考え方と推進体制
サステナビリティの基本的な考え方
スズケングループは、「すべての人々の笑顔あふれる豊かな生活に貢献し続ける」という経営理念の下、「健康創造」という事業領域において社会インフラとしての使命を果たすとともに、事業を通じて社会課題の解決に貢献する新たな価値を提供することで、グループの企業価値も向上すると考えています。
価値創造にはバリューチェーンにおけるさまざまなステークホルダーとの協働が不可欠です。ステークホルダーとの信頼関係を育みながら、社会課題を解決する大きな価値を生み出し、持続的な成長を目指していきます。
サステナビリティ経営の推進
さまざまな社会課題が顕在化し、ステークホルダーの価値観も多様化しています。そうした中で、社会課題の解決に貢献する新たな価値を創造し、持続的な成長を目指す経営を求める声がますます高まっています。
当社グループは、医薬品流通という社会インフラとしての機能を維持し、健康創造領域における機能・サービスを提供していくことで地域社会に貢献し続けることを目指しています。そうした価値創造を支える基盤として、グループ全体でサステナビリティ経営の推進に取り組んでいます。
サステナビリティ推進体制
2022年4月、グループ一体でサステナビリティ経営を推進していくために、社長直轄の「サステナビリティ委員会」を設置しました。サステナビリティ委員会は、企画部門の責任者を委員長とし、管理や各事業に関わるすべての本部長、グループ各社を管轄する主管部署長によって構成され、原則年1回以上開催することとしています。多様な事業を展開する当社グループが対応すべき社会課題や、事業を通じたサステナビリティ活動、これらを踏まえたESG重要課題(マテリアリティ)とその数値目標について検討し、進捗をモニタリングしています。
委員会の協議内容は取締役会に報告しています。また、取締役会では、当社グループにおけるサステナビリティ課題について意見交換を行い、グループ全体のサステナビリティ活動の実践を監督しています。
サプライチェーンマネジメント
サプライチェーン内の取引先や価値創造を図る事業者との連携・共存共栄を進めることで、新たなパートナーシップを構築するため、2024年3月に「パートナーシップ構築宣言」を発表しました。
共存共栄に向けた取り組みの一つとして、製薬企業から医療機関、患者さままでの独自の「医療流通プラットフォーム」に、デジタル技術を組み込んだ「スマートロジスティクス」を推進し、需給調整による医薬品の偏在防止や廃棄ロスの削減に取り組んでいます。また、医薬品の適正流通(GDP)ガイドラインに準拠した品質管理、全国BCPネットワークの構築による災害時対応などによる、安心・安全かつ安定的な医薬品流通の維持に努めています。