デジタルヘルスケア
デジタルプラットフォームの構築
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社会課題医療・ヘルスケア分野におけるデジタルの活用
医療・ヘルスケア分野では、ヘルステック企業によって治療用アプリやプログラム医療機器など、これまで世の中になかった革新的なサービスが次々に開発されており、今後も増加すると予想されています。これらのテクノロジーを活用することで、医療・介護従事者の業務効率化や、患者さま一人一人への最適な医療の提供など、新たな価値創造につながることが期待されます。
しかし、ヘルステック企業はサービス普及のためのリソースやチャネルを持ち合わせておらず、社会実装の促進が課題となっています。また、個人の健康データなどの情報セキュリティの担保や一元管理されていないため十分に有効活用されていないのが現状です。
スズケングループの取り組みお得意さまとのつながりを活用したデジタルプラットフォーム
スズケングループでは、これまで培ってきた医療機関や保険薬局などの顧客とのネットワークを活用し、ヘルステック企業の技術を社会に実装し、その価値を広げるためデジタルヘルスビジネスを展開しています。例えば、1回のログインでさまざまなサービスにアクセスし、多様な情報を得られる仕組みや、新たなソリューションの創出に活用できるデータを有機的に連動させる仕組みなど、個々のサービスやデータをつなぐことで新たな付加価値の創出を目指します。
これらの仕組みを実現するデジタルプラットフォームの構築のため、2023年4月には、医療・介護従事者向けの総合ポータルサイト「コラボポータル」の展開を開始しました。提携するヘルステック企業と患者さま、医療・介護従事者の皆さま、製薬企業、自治体、そして当社グループをつなぐ役割を果たします。全国でのサービスを開始しており、すでに16万超のIDが登録されています。
また、医療・介護従事者の皆さまが、必要な時にワンストップでデジタルヘルスサービスの利用が可能となる情報通信機器「コラボモバイル」のレンタルサービスも2023年6月に開始しました。コラボモバイルにはコラボポータルの機能が標準搭載されており、施設内のみならず、患者宅などの地域の在宅医療や介護の現場でも利用いただけます。
2024 年度は引き続き医師を中心としたコラボポータルの普及とコンテンツの充実に注力しつつ、当社グループのソリューションの一つである医療介護専用コミュニケーションツール「メディカルケアステーション(MCS)」でつながる医療・介護従事者25万IDの基盤と連携し、地域の医療連携を促進することで、患者さまやご家族への新たな価値創出を目指します。また、社内認定資格である「DXアンバサダー※」を育成・配置し、サービスの普及に向けた仕組みづくりと人材育成を進めます。
今後、コラボポータルの収益化によってユーザーのサービス利用によるさまざまなデータを蓄積、連携、活用することで製薬企業をはじめとする、多様なメーカーの新たな製品開発やサービスの創出と、それを使用する医療・介護従事者の業務の質および効率の向上により、その先の患者さまやご家族への医療・介護サービスへのアクセスとQOLの向上に貢献していきます。
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※DXアンバサダー:DXアンバサダー:全国の各営業部にて、医療現場へのコラボポータルおよび連携デジタルサービスの紹介、利活用推進、ニーズ収集を担う。